最近読んだ本

ぴよぴよ

2008年05月09日 13:04

 コメントで紹介いただいた
 「一瞬の風になれ」が、
 170人待ちでまだ借りられない

 仕方ない・・・
 佐藤多佳子さんの他の作品を
 読んでみよう
 ということで、
 「黄色い目の魚」
 
 この年頃の子どもの感情が、
 凄くリアル・・・。

 知ってる、こういう感情の動き・・・って思う。

 でも、この年頃特有の物の捉え方や考え方は
 やっぱり嫌いだ・・・。
 高校生時代から20代の自分が嫌いだから・・・。
 傲慢で不遜で尊大で自分勝手で、
 自分の心を守ることだけに汲々としていて、
 思いやりなくマナーも常識もない。
 本当にイヤな娘だった。

 せっかくのおもしろい本だったのに、
 醜い自分を思いだしてすっかり凹んでしまった。

 この本の中では、特に「黄色い目の魚」の章が好き。
 不器用でまっすぐな少女の心が傷ましい・・・。

 
 凹んだ気持ちを、
 励まそうと読んだのが、
 大好きな澤田ふじ子さんの本。

 足引き寺閻魔帳
 禁裏御付武士事件簿(神無月の女)

 どちらも京の都が舞台。
 美しい文章、元禄期の平民の暮らしの美しさ。
 いいな~~~

 時代小説を読んでいると、
 自然界にある物だけに囲まれて暮らしていた時代に、
 行ってみたいな・・・という思いが強くなる。
 

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