
花かんざし
小さな愛らしい花が、たくさんたくさん咲いています。
繊細なつくりの花を見ていると、
自然の生み出すものって、凄いな~と感じます。
ベランダは花かんざし・デージー・桜草、そしてラベンダーが花盛りです。
いろいろな姿、いろいろな香。
それぞれに適した季節に咲き、実を付け、散っていく。
いろいろで良いんだな、いろいろだから良いんだね

と、思います。
今日はことばの教室の総会でした。
ほんの少し、フツウの子どもより育てにくかったり、手がかかったり・・・する子ども達。
繊細だったり、臆病だったり、少し不器用だったり・・・丁寧な子育てが必要な子ども達。
成長の仕方は人それぞれ違って当然のことだと思います。
花と同じように、その子その子のペースで、じっくり成長していけば良いんですよね。
ことばの教室では、子どもに合わせた方法で丁寧に指導してくださいます。
私は、ことばの教室で丁寧な指導を受けられることを、本当に有り難く思っています。
でも、中には「家族に反対された」などの理由で、入級を辞退される方もいらっしゃるそうです。
保護者だけで指導しようと思っても、難しいことは沢山あります。
発声や発音、言葉での表現の仕方、適切な会話の仕方、人との関わり方などなど・・・、
先生方は多くの専門的な学習をされ、指導にあたって下さいます。
ことばの教室を紹介された事を「マイナス」と受け取ってしまうのは、
日本に根強く残る「差別意識」からくるものかもしれない・・・と感じます。
発達のペースや順番が違っても、人としての価値が劣る訳ではありません。
障がいのある人もない人も、同じ人間、同じ命、どちらもこの世に必要な存在だと思います。
発声がうまくいかない、人との関わりがうまくできないなど、
育てていく中で、気になることを見つけたり、先生方から教えて頂いたりしたら、
訓練を受けさせたり学習をさせてあげることは、少しも恥ずかしいことではありません。
誰もが、適切な指導を受けることは「子どもの権利」と考えられる社会になったら良いなと思います。
ことばの教室に通えることを、専門の教育を受けられる「子どもにとってのチャンス」と考え、
利用できる教育風土が育っていくことを願います。