
アクティブでは設立当初から、
「特別支援教育」の充実をお願いする活動をしています。
浜松市は県内でもいち早く「特別支援教育」に関心を持ち、
すべての子どもたちの発達を支援する「発達支援教育」として、
生徒理解や授業改善を中心に、早くから取り組みを始めています。
そんな中で、高等学校における取り組みがやや遅れているように思い、
今回の要望書提出に繋がっています。
市立高校が「遅れている」というわけではありません。
高等学校全般が、義務教育より出足が遅れているのです。
県としても、本年度から高等学校での特別支援教育に取り組みを始めていることもあり、
教育長も校長先生も、良い感じで受け止めてくださいました。
要望させて頂いたことが、今後どのように反映されていくのか見守ると同時に、
県に対する要望も、更に重ねていこうと考えています。
高等学校は、社会に出るすぐ手前にある教育機関です。
背が高かったり低かったり、走るのが速かったり遅かったり・・・するのと同じように、
発達障がいがあったり、聴覚や視覚が弱かったり、知的な遅れがあったり・・・することもある。
また、身体が非常に弱かったり、手や足などが思うように動かせなかったりすることもある。
違いはあるけれど、皆、大切な命。
かけがえのない、大切な人々。
命の重みに違いはないんですよね。
発達支援教育は、総てのこどもを受け入れるところから始まっています。
そういう目線でこどもたちを捉え、対応していくことで、対応の仕方が変わっていきます。
総ての人が少しずつ「違う」所を持っていて、その「違い」を認めあい、尊重しあい、
互いが互いを思いやることで「生きやすい」社会を築いていけるのだということを、
学生生活の中で、人とかかわりながら、学んでいって欲しいと思います。
学校でできることと、家庭でするべきこと、両者が協力し合ってできること、いろいろあると思います。
学校と保護者と地域社会が、協力し、子どもたちを育んでいく社会になって欲しいと思います。