昨日は歯科医師会主催の、
「高原牧先生」の講演会でした。
演題は
「自閉症によりそう支援
~福祉医療の現場から~」
大切なことは
「人により添うこと」
障がいを見るのではなく、その人本人に合わせた支援をすること。
ともすると「自閉症だから、こうだ。」「ADHDだから、こうするべきだ」と、
本人に添うのではなく、本に書かれた障がいの特性に合わせようとすることがある。
定型発達といわれる人が「十人十色」なように、発達障がいのある人たちだって「十人十色」。
そんな当たり前なことを置き忘れ、発達障がいのある人たちを困らせていることはないか?
「決めつけてはいけない」・・・本当にその通りだと思う。
また、「芽生え」に注目することの大切さを思い出させていただいた。
「芽生え」とは、「できた」と「できない」の間の
「できそう」のこと。
息子が幼い頃は、「できそう」を「できた」にできるよう支援していくことが、
子育ての上でとても大切なことだと思っていたのに、いつの間にか「できる」を当たり前に考えている自分がいた。
なぜ「できそうで、できないか?」どうして考えてやらなかったんだろう・・・と反省
さっそく「片づけ」が苦手な息子が、どうすれば片づけられるか、息子と一緒に考えてみようと思う。
(その前に、母もどうしたら片づけられるか、支援してもらわなきゃだめかも・・・)
牧先生のお話を伺って「相手を思いやる心」の大切さを、改めて感じさせていただきました。
本当に優しい目線で患者さんたちに寄り添っていらっしゃる様子に、頭が下がる思いでした。
そして、アクティブが「出張講座」の中でお願いしていることは、間違っていないと確信を持てました。
私たちは私たちのできる形で、障がいのある人たちも生きやすい社会づくりに貢献していきたいと思います。
講演会には、約80人の参加者があったのですが、ほとんどが歯科関係者と保護者という感じでした。
「歯科医師会主催」なので「関係ない」と思われる方が多かったのでしょうか?
教育関係者にこそ、聴いて欲しいお話でした。