先日の「第2回社会福祉審議会児童福祉専門分科会の
意見概要」が、
あまりに謎だらけだったので、議事録を探した。
が、HPに載っていなかった。
委員として参加しているメンバーが、
前年度の議事録を出してほしいと、担当課に連絡した。
だって、「継続の審議」があるのに、前回までの流れを知らないのでは困るでしょう?
ところが、非公開だから出せないと断られた
審議会が非公開って?
もちろん「個人情報」などが絡む問題は、非公開になるのは当然だと思うが、
これはそういうケースにはあてはまらない。
不思議だけれど、仕方ない。
ので、文書行政課に相談して、出していただいた
議事録を読んでみるのと、「意見概要」とは・・・随分違うことに気がついた
まず、授業形式の意識調査に関することだが、
「子ども達が行政と関わることを評価している」というニュアンスもある。
また、「命のバトン」の授業を評価している方もいる。
「命のバトンの授業」と書かれているが、指導案を読んだだけの私とっては、
評価される内容だとは思えなかった。
でも、実践する指導者の力量で、どういう授業になるかは変わる。
私は、実際に聞いてはいないので、指導案だけでは本当のところは分からない。
ただ、一つ言えるのは、次世代育成課が言った、
「ちゃんとした授業をしたわけじゃない」というのは、
おかしいと言うこと。
だって、しっかり授業やってるって、説明しているんだから。
不思議に思うのだが、この会議の中で、学校の授業の一コマの、わずか45分間で、
子ども達が「初めて会った人」に、本音を話したと判断することに、
疑問を持つ方はいなかったのだろうか?
子ども達は、相手が何を言ってほしいかを、理解しているだろう。
そして、「授業」だから、当然「答え」を発表するだろう。
それは心の奥底にある、本音だったり、悩みだったりというものとは「違う」だろう。
という風には、思わなかったのだろうか?
それに・・・あのアンケート内容である。
「子どもの実態調査」をしたと言えるのだろうか?
あのアンケートから、何を読みとったというのだろう?
それとも、他に何かやっているんだろうか?
どちらにしても、私が質問したところで、答えてはもらえない。
だから、この辺は謎のまま。
「家族ふれあいの日」に関しては、
「1日に限定せず、ウィークにしたり、月間したらどうか?」などの案が出ている。
「意見概要」では全面肯定のように出されているけど、
どうもニュアンスが違う
親エンパのメンバーからも、
「ウィークにしたらどうだろう?」という案が出ていて、次世代育成課にはお伝えした。
でも、反映はされていない。
「市民を巻き込んで、市民を育てていくことが大事」という意見は、まったく違う話
こういう書き方をする、真意がわからない。
これは、
「条例・計画のスケジュールで、推進本部会議、ワーキング、
児童福祉専門分科会等に諮っていくとあるが、市民にやってもらうことも大事。(中略)
例えば
推進委員会などを作って、市民を巻き込んで、市民を育てていくことも大事。
その際には市職員がメンバーの一員になってやっていくことも必要ではないか。」
と言う発言。
この中から、一部だけを「意見概要」として抜き出している。
一部分だけ取り出すと、まったく違う話になってしまう
しっかりと「市民の代表を集めた、推進委員会で協議した方がいい」ってことを言ってるのに、
その大切な部分をはずして、いったい何を伝えようとしたんだろう?
この部分には怒れるし、呆れるし、非常に、意図的に感じる
議事録を見ると、私たちが要望した内容と同じようなことが、いくつか書かれている。
例えば、
「事業主の役割について、子供を産むか仕事を辞めるかという問題が存在している。
商工会議所とすり合わせをして検討してはどうか。」
とか、
「健康な子ども対象の調査をしているが、問題のある子どもの意見も分かれば知りたい。
そういった子どもは家庭に帰ってもほっとしない。(中略)
そのような子どもの支援を補うことができれば、
かなり深みのある条例になるのではないか。」
など・・・。
なぜか、そういう部分は「意見概要」には書かれていない
意図してなのか、単に文章を読みとる力がないのか?
どちらにしろ、知らないでいたらいろいろな誤解をするところだった。
恐ろしい・・・