
夢枕獏さんの陰陽師シリーズ
「生成り姫」
私が読んだ陰陽師シリーズの中で
始めての長編
泣けました・・・
人の心の哀しさに
人の世の理不尽に
人の心の愛おしさに
何故だろう?平安の頃の世に憧れてしまう。
心惹かれて、その時代の小説を読んだり、「伊勢物語を読む」という公民館講座に参加したり・・・。
世の中の仕組みが、今よりずっとシンプルで、でも世渡りはなかなか厳しい・・・。
殿上人とそうでない人との差が大きくて、それぞれがそれぞれの役割を生きている。
夜が本当に暗くて、人と人ではないものが共に暮らしていた時代。
今よりずっと過酷な社会なのでしょうけど、
時間だけはゆるゆると過ぎていたんじゃないかな?と、思う。
行ってみたいな~
