
上橋菜穂子さんの
「天と地の守人」
1巻を7月に読み、
2~3巻の順番を待っていましたが、
ようやく図書館から連絡を頂き、
読む事が出来ました。
チャグム!!
精霊の守人では世間知らずなかわいらしい少年だったのに、
幾多の試練と苦難を乗り越えて、こんなに立派に成長して・・・


これでもか!という苦難を、凛とした姿勢で迎え撃ち、
信念を信じて、民を守るために自分の道を歩んでいく、美しく慈悲深い皇太子・・・。
バルサ!
チャグムを探しだし、共に旅をしながら、チャグムの体と心を守り続ける。
「言って欲しい」甘い言葉は語らず、常に自分の中にある真実を語る。
自分を偽らず、甘やかさず、果敢に敵に立ち向かうけれど、
とても優しく、気配りに富んだ人
タンダ!
自分をつまはじきにしている兄弟から、とんでもない窮地を押しつけられたのに、
嫌な顔をせず穏やかに受け入れてしまう、懐の深い、ひたすらに優しい人。
常にバルサの幸せを願いながらも、自分は自分の進むべき道を歩んでいく。
皆、なんて素敵なんだろう。
精霊の守人ではまった「守人シリーズ」

上橋菜穂子さんを知る事が出来て、本当にラッキーだと思う。
この本は、早く先に進みたくて、ハイスピードで読み進めてしまったけれど、
いつかまた、ゆっくり丁寧に読み返してみたい作品です