
昨年から家にある本。
夫に「おもしろいよ」と言われてはいたけれど、
なかなか・・・手に取れずにいた本。
高野和明さんの「13階段」
本当に・・・おもしろかった。
新人の本とは思えない。
犯罪を犯した人の社会復帰は難しい問題だと思う。
どういう経緯で起きた事件なのか?
更正は可能か不可能か?
見分ける事は非常に難しいと思う。
13階段は多くの問題を提起している。
前科を持った青年・三上は、
記憶を失った死刑囚の冤罪をはらす事が出来るのか?
思いもかけない展開に、あらあら!!とびっくりしている内にクライマックス
こちらは畠中恵さんの、
「百万の手」
これも・・・ええ~っ!!とびっくりする展開
ありそうで、なさそうで・・・あったら恐い話
生まれてきた以上、誰でも自分の生を一生懸命生きる権利と義務がある。
たとえどのようにして生を受けたとしても・・・。
自分の存在を悩み苦しむ夏貴に、
「ごちゃごちゃ言わんでいい。お前はお前だろうが。」
と言った東の言葉は、まさに真理。